京都に住む私は、日本人ながら富士山は写真や新幹線の窓から眺める「憧れの遠い存在」でした。

富士山はなんてったって、カッコイイ！、堂々としている！、日本一！　

いつかは絵葉書にあるような富士山の絶景を目の当たりにしながら温泉につかったり、頂上まで登ってみたい、というささやかな夢が潜在的にずっとあったように思います。

でも今まで具体的に行動を起こしませんでした。

ところが最近、富士山が噴火する兆候が見られるとの情報をちらほらと目にするようにもなり、もし噴火してしまったらこの人生では富士山に登ることはできないのではないか？という焦りが出てきました。そこに加えて東京に行く用事ができ、これは大切なきっかけではないか？と直感。

ネットでいろいろ調べてみると、一般登山者が安全に登頂できるのは９月前半までとか。理由は秋冬に向け季節が進み気温が下がってくるのと、山小屋が閉鎖しまうことの2点が主な理由。

用事が発生した日は9月3日。東京の用事は9月14日。いろいろ調べてみるとぎりぎり登れそうだ！

「行くしかない！」と決心しました。